ブルース・スプリングスティーンとクラレンス・クレモンズ〜永遠のミッシング・リンク
ブルース・スプリングスティーンの自伝的作品「Tenth Avenue Freeze-Out」(『Born To Run』収録)にはこう歌われている。「ビッグ・マンがバンドに加わって、転機が訪れた」と。 ブルースとザ・ビッグ・マンことクラレンス・クレモンズの出会いは今や伝説だが、クラレンスは半分は作り話と認める愉快な自伝『Big...
View Articleハイ・フィデリティ〜音楽を聴くことの素晴らしさや興奮をもう一度取り戻したい人たちへ
音楽を聴くこととは、一体何なのだろう? 「毎日の生活のテンションを上げたい」「楽しみが欲しい」「勇気や力をもらいたい」「救われた気持ちになる」「疲れが癒される」「大切な人と共感したい」「みんなで一緒に歌いたい」「あの頃の自分が蘇る」「仕事や企画のアイデアになる」……それぞれの想いが音楽を必要としている。...
View Articleノー・ニュークス〜ライ・クーダー/ボニー・レイットほか
★ダウンロード/ストリーミング時代の色彩別アルバムガイド 「TAP the COLOR」連載第208回〜GOLD〜 1979年9月19日〜23日、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで、核兵器のない未来と反原発を訴えた大規模なベネフィット・コンサート「No Nukes」が、MUSE(Musicians United for Safe...
View Articleブルース・スプリングスティーンが迎える68歳の誕生日によせて(Photo by 井出情児)
75歳になっても元気にツアーを続けているポール・マッカートニーが9月15日の夜、ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで2日間にわたる公演をスタートさせた。 そこにブルース・スプリングスティーンが登場したのは、アンコールのときだったという。 ニューヨーク・ポスト紙によると、ブルースは自らのバンド「Eストリート・バンド」のギタリスト、スティーブン・ヴァン・ザントと共に舞台に現れた。...
View Articleロイ・オービソン〜“ビッグ・オー”と永遠の少年たち
「1975年に『Born To Run』を作るためにスタジオ入りした時、僕はボブ・ディランのような詩を書き、フィル・スペクターのようなサウンドを作り、デュアン・エディのようなギターを弾き、そして何よりもロイ・オービソンのように歌おうと努力したんだ」 1987年、ロックンロール殿堂入りの授賞式。ブルース・スプリングスティーンはそう言って...
View Article11月のナンバーワンアルバム①〜スマッシング・パンプキンズ/『マイアミ・バイス』ほか
★ダウンロード/ストリーミング時代の色彩別アルバムガイド 「TAP the COLOR」連載第217回〜BLUE〜...
View Articleクロッシング・ガード〜娘を交通事故で亡くした父親の“復讐”を描くショーン・ペン監督作
ブルース・スプリングスティーンの「Highway Patrolman」からテーマを得た監督デビュー作『インディアン・ランナー』(1991)で、それまでの「マドンナの夫」(85〜89年)や「パパラッチへの暴力」といった世間を騒がすスターのイメージから脱却したショーン・ペン。だが、本物を知る人たちには最初から分かっていた。彼は映画界の貴重な知的良心であることを。 『クロッシング・ガード』(The...
View Article一目惚れならぬ、二目惚れで恋に落ちたトム・ウェイツ
♪ お前と一緒だった時の服は置いていく 俺には、レイルロード・ブーツと レザー・ジャケットがあればいい ♪ トム・ウェイツは、1980年に発表した『ハートアタック・アンド・ヴァイン』に収録された「ルビーズ・アームス」で、リッキー・リー・ジョーンズとの別れを歌った。 リッキーと別れたトムは、ふたりの思い出が漂うロスを離れ、新天地ニューヨークへと活動の場を移している。...
View Articleレコードを聴いて学ぶことができたロックンロールの魂が受け継がれている「ハングリー・ハート」
ブルース・スプリングスティーンの「ハングリー・ハート」は1980年10月21日、2枚組の大作となったアルバム『The River(リバー)』からシングル・カットされた。 イントロが始まった瞬間から聴こえてくるオールディーズのような懐かしさと、思わず身体が動き出すフィル・スペクター的なサウンドは、80年代のロックンロール誕生を予感させるものだった。...
View ArticleTAP the POPがセレクトするクリスマス・ソング〈裏〉名曲を一挙紹介!
街はクリスマス・ムード一色。あちこちからクリスマス・ソングが流れてきますが、いつも同じ曲ばかり流れてきてちょっと食傷気味という方も多いのでは? そんなアナタに、クリスマス・ソングの隠れた〈裏〉名曲の数々をTAP the POPがセレクト! ロック、ブルース、ロカビリー、レゲエ……と、さまざまなジャンルのクリスマス・ソングを新旧織り交ぜてドドッと紹介していきます。 スレイド「Merry...
View Article1月のナンバーワンアルバム②〜ピンク・フロイド/ヴァンパイア・ウィークエンドほか
★ダウンロード/ストリーミング時代の色彩別アルバムガイド 「TAP the COLOR」連載第230回〜WHITE〜...
View Articleエディ&ザ・クルーザース〜その正体はジョン・キャファティ&ザ・ビーバー・ブラウン・バンド
1983年。アメリカで1本の映画がひっそりと公開された。タイトルは『エディ&ザ・クルーザース』(Eddie and the Cruisers)。主演はTVドラマで人気が出始めていたマイケル・パレと、70年代から何本かの映画に出演していたトム・べレンジャー。後にパレは『ストリート・オブ・ファイヤー』、べレンジャーは『プラトーン』で誰もが知るスター俳優となる。...
View Article1月のナンバーワンアルバム⑤〜ジョージ・マイケル/フィル・コリンズほか
★ダウンロード/ストリーミング時代の色彩別アルバムガイド 「TAP the COLOR」連載第235回〜BLACK〜...
View Articleエド・サリヴァン・ショーに出演したビートルズが全米の若者にもたらした衝撃
「あの夜エド・サリヴァン・ショーを見ていなかったら、今日の僕はないと断言できる。 この世に存在してさえいなかったかもしれない。 僕の人生が活力に満ちているのも彼らのおかげなんだ」 そう語ったのは、当時14歳の少年だったビリー・ジョエルだ。 人気バラエティ番組「エド・サリヴァン・ショー」にビートルズが登場したのは、1964年2月9日のこと。...
View Articleナット・キング・コール〜20世紀を代表する偉大なシンガーは、もともと“歌わないはずの”ピアニストだった〜
それは今から半世紀前の出来事だった。 1965年2月15日、20世紀の音楽シーンに偉大な功績を残した男が、サンタモニカの病院で家族に看取られながら静かに息をひきとった。 14歳だった彼の次女は「自分も父のような歌手になるんだ」と心に誓ったという。 ジャズ・ピアニストからポップス・シンガーに転身し、まさに“ジャンルを超えた活躍”を体現した彼の命を奪ったのは肺癌だった。享年45。...
View Articleあのロックバンドやポップスターはいくら稼ぐ!?〜メガツアー歴代興行収入ランキング
ゼロ年代のネットカルチャー浸透やiTunesによる単曲ダウンロード。10年代に入ると新たに定額制のストリーミングサービスも登場。あれだけ飛ぶようにCDが売れまくった90年代とは打って変わり、ベストセラーの量産がほぼ不可能(アデルは例外)となった今の時代。...
View Articleスプリングスティーンとサッカーの本田圭佑を結ぶひとつのキーワード
2012年3月6日に発売されたブルース・スプリングスティーンの17作目となるアルバム「レッキング・ボール」は、その年のローリング・ストーン誌のベスト・アルバムに選ばれた。そしてこの作品のコアとも言えるのが、シングル・カットされた「デス・トゥ・マイ・ホームタウン」である。 ♪ 貪欲な泥棒たちは 姿を現すと 目に入ったものすべてを 食い尽くしていく ♪...
View Articleボ・ディドリーを偲んで〜名立たるロックスター達がこぞって継承してきたビートの発明者
「俺はチャック・ベリーみたいに器用なことは出来ねえ!ガンガン鳴らすだけだ!」 2008年6月2日、ボ・ディドリー(享年79)が米国フロリダ州アーチャーの自宅で息を引き取った。 死因は心不全と発表された。 晩年も精力的にツアーをこなしていたが…2007年5月13日、公演先のアイオワ州カウンシルブラフスで脳卒中をおこして入院を余儀なくされる。...
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